1.設立の目的と課題
現代の生活環境「衣食住」は日々変化し、その一つである"食"を取り巻く環境も、近年の急速な食の外部化(外食比率40%以上)に伴い、家庭の食事、外食、中食、更には食の安全性や食文化の面からも、食の担い手はもはや家庭からフードサービス産業であるという事実は否定できない状況にあります。かつて家庭の食事は、家族のコミュニケーションの中心にあり重要な役割を果たしてきましたが、コンビニをはじめとする24時間型社会の出現や、共働き世帯の増加に伴い、家族の食事シーンがバラバラになり、個食など子供たち育成に関わる影響や食生活の崩壊など社会的な問題も表面化しています。また食品食材の表示問題や食品由来感染症の発生と食の安全性が改めて問われる中、食生活における子供の育成、食の安全性、更には高齢化に伴う食環境の問題対策など、豊かな食生活を創造するフードサービス産業の社会的役割は益々多様化し重要度を増すと思われます。こうした食の直面する大きなテーマは、単に業界主導だけではなく、市民全体が主体的に取り組み、共に食生活の創造をしていくことが必要となります。
こうした経緯から、食の安全性及び豊な食生活の確保に関する情報の調査、研究及び研究成果を踏まえた(※)食に関するコーディネーターの養成や、資格認定等に関する事業を行い安全で豊な食文化の形成に資することを目的としたネットワーク組織の運営を目指し、本協会が設立されました。
※食に関するコーディネーターとは、主に高齢者をはじめ市民の食生活における食の安全性や、調理提供方法・環境など、食環境に関するコーディネートの提案実践をする人材です。
2.重点活動
食環境を、家庭内食と外食中食などフードビジネスを幅広く捉え、市民の食卓から発信される様々な問題・疑念・不満の解決のための多面的な活動を行います。
また「農場から食卓まで」信頼されるフードシステムの構築のため、多くの賛同者の参画により自発性、自主性を尊重する活力ある組織運営をします。
・人材育成
豊かな感性と企画行動力のあるフードビジネスの担い手 「フードビジネスコーディネーター」を育成します。基礎講座・中級・上級コースの研修体系と資格認定制度を整備します。
・ 食教育
基礎教育における食教育の理論と方法を研究開発し、教育現場と協力して実践・普及を目指します。
・福祉食環境
福祉介護給食の改善プランについて、メニュー・調理・システムを開発し指導普及します。
・調査研究
新しい日本型食生活の創造と食環境改善のため、広くフードビジネスの企業・団体と共同して調査研究・提言などの普及啓蒙活動をすすめます。また定期的にシンポジウム・講習会等を開催します。
上記に関連する委員会の研究活動を展開し、インターネット上の情報発信・意見交流の場を拡充していきます。
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